呪うことも口から呪う（のろうこともくちからのろう）

呪うに死なず（のろうにしなず）

暖簾に腕押し(のれんにうでおし)

のるか反るか（のるかそるか）

乗りかかった船(のりかかったふね)

乗り合い船の皮癬掻き（のりあいぶねのひぜんかき）

飲む者は飲んで通る（のむもんはのんでとおる）

飲むに減らで吸うに減る(のむにへらですうにへる)

飲む打つ買うの三拍子(のむうつかうのさんびょうし)

蚤の夫婦(のみのふうふ)

鑿と言えば槌(のみといえばつち)

蚤も殺さぬ（のみもころさぬ）

蚤の小便蚊の涙（のみのしょうべんかのなみだ）

蚤の息さえ天に昇る（のみのいきさえてんにのぼる）

蚤の頭を斧で割る（のみのかしらをよきでわる）

飲まば朝酒、死なば卒中(のまばあさざけ、しなばそっちゅう)

飲まぬ酒には酔わぬ（のまぬさけにはよわぬ）

鑿に鉋の働きは無し（のみにかんなのはたらきはなし)

上り坂より下り坂(のぼりざかよりくだりざか)

上り坂あれば下り坂あり(のぼりざかあればくだりざかあり)