我が身の臭さ我知らず（わがみのくささわれしらず）

我が身の一尺は見えぬ（わがみのいっしゃくはみえぬ）

我が身に偽りある者は人の誠を疑う（わがみにいつわりあるものはひとのまことをうたがう）

我が眼を以て我が睫を見んとするが如し（わがまなこをもってわがまつげをみんとするがごとし）

我が仏尊し（わがほとけとうとし）

我が船の順風は人の船の逆風（わがふねのじゅんぷうはひとのふねのぎゃくふう）

我が寺の仏尊し（わがてらのほとけとうとし）

我が田への水も八分目（わがたへのみずもはちぶんめ）

我が田に水を引く（わがたにみずをひく）

我が脛に鎌（わがすねにかま）

我が好きを人に振舞う（わがすきをひとにふるまう）

我が子の悪事は見えぬ（わがこのあくじはみえぬ）

我が子には目が無い（わがこにはめがない）

我が子荷にならず（わがこににならず）

我が事と下り坂に走らぬ者はない（わがこととくだりざかにはしらぬものはない）

我が事終わる（わがことおわる）

我が子自慢は親の常（わがこじまんはおやのつね）

我が心は秤の如し（わがこころははかりのごとし）

我が心石に匪ず転ず可からず（わがこころいしにあらずてんずべからず）

若気の至り（わかげのいたり）