▼奈良県民を四字熟語で表すと…

① 悠々閑適(ゆうゆうかんてき)
周囲の喧噪にまどわされることなく、ゆったりと、心静かに暮らすことを「悠々閑適」といいます。
奈良県民は、近県の人々にくらべて、ゆったり、マイペースな性格が強いと言われます。奈良といえば鹿。人の生活圏内で、穏やかに、自由気ままに暮らす野生の鹿の姿は、その鹿たちを愛護し、長く見守り続けている奈良県民の心ばえに通じるものがあるようです。
② 堅苦卓絶(けんくたくぜつ)
強い忍耐力、逆境に耐え抜く精神力を持つことを「堅苦卓絶」といいます。
奈良県民は、ゆったりスローモーだと言われますが、逆境にあっては心折れることのない強靱さ、独特の粘り強さを発揮すると言われます。マイペースで柔軟な精神が、苦境にあっても思い詰めて消耗してしまわないという、大いなる強みになっているのではないでしょうか。
③ 千古不磨(せんこふま)
卓越した功績などが、未来永劫忘れ去られることなく伝承されていくことを「千古不磨」といいます。
日本という国のはじまりの地であるとされる、奈良に住む人々の暮らしのなかには、古代日本の豊かな文化のなごりが多く残っています。日常に溶け込んでいる食文化一つとっても、すぐれたものは枚挙にいとまがありません。奈良県民はあまりそのことに頓着しない傾向があるようですが、千古不磨の文化を自然に受け継いで暮らしていることは、計り知れない強みであり、魅力ともなっています。
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司馬遼太郎 / 井筒和幸 / 加護亜依 / 堂本剛 / 西川のりお / 三戸なつめ ほか
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