《論語》に由来する
四字熟語一覧

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孔子とその弟子たちとの問答を集録した歴史的な名書である「論語」。ここではその論語に由来する四字熟語について紹介します。


▼《論語》に由来の四字熟語一覧

※それぞれのページ内の [解説] を読むと、より理解が深まります。

悪衣悪食(あくいあくしょく)
粗末な衣服と粗末な食べ物。豊かでない生活のこと。

益者三友(えきしゃさんゆう)
友人を選ぶ時の心得を述べた言葉。正直、誠実、博識のこと。

温故知新(おんこちしん)
経験のない新しいことを進めるにも、過去を充分学ぶことから知恵を得ようということ。

怪力乱神(かいりょくらんしん)
人間の理性で説明のつかないような不思議な現象、事物のたとえ。

下学上達(かがくじょうたつ)
手近なところから学び始めて、次第に進歩向上してゆくこと。

過猶不及(かゆうふきゅう)
過ぎ去ってしまったことをあれこれ言っても無駄である。過ぎたるは猶及ばざるがごとし。

学思罔殆(がくしもうたい)
自分で考えるだけで人から学ぼうとしないのも危ういものだ。学びて思わざれば則ち罔し。

侃侃諤諤(かんかんがくがく)
遠慮することなく、言いたいことを言い盛んに議論するさま。

朽木糞牆(きゅうぼくふんしょう)
怠け者は教育しがたいことのたとえ。

軽裘肥馬(けいきゅうひば)
富貴な人の外出時の服装。また、富貴な人や、富貴で豊かなさまのたとえ。

巧言令色(こうげんれいしょく)
ことばを飾り顔色を和らげて人を喜ばせ、こびへつらうこと。

剛毅木訥(ごうきぼくとつ)
意志が強く、素朴で飾り気がないこと。

克己復礼(こっきふくれい)
自分の欲望に打ち勝ち、社会の規範に従って行動すること。

四海兄弟(しかいけいてい)
世界中の人々は、すべて兄弟のように親しく交際・交流すべきである。

切磋琢磨(せっさたくま)
お互いに励まし合って、学問・技芸・徳行などを鍛練すること。

戦々恐々(せんせんきょうきょう)
ひどく恐れおののくこと。

造次顛沛(ぞうじてんぱい)
瞬時も怠りなく努めるさま。

損者三友(そんしゃさんゆう)
交際して損をする三種の友人のこと。

箪食瓢飲(たんしひょういん)
粗末な食事のたとえ。清貧な生活を送るたとえ。

訥言敏行(とつげんびんこう)
徳のある人は、口数は少なく、行動に敏速であるものだということ。

道聴塗説(どうちょうとせつ)
いい加減なうわさ。受け売りのこと。

博文約礼(はくぶんやくれい)
広く学び、その知識を礼によって集約すること。

発憤忘食(はっぷんぼうしょく)
食事を忘れるほど夢中で励むこと。

匹夫匹婦(ひっぷひっぷ)
身分の低い男と女のこと。または、教養がないために道理をわきまえない人のこと。

文質彬彬(ぶんしつひんぴん)
外見の美と内面の実質とが程よく調和しているようす。

不憤不啓(ふぶんふけい)
知りたい気持ちがもりあがってこない者には教えない。

不憤不啓(ふぶんふけい)
知りたい気持ちがもりあがってこない者には教えないこと。憤せずんば啓せず。

用舎行蔵(ようしゃこうぞう)
出処進退の時機をわきまえていること。

暴虎馮河(ぼうこひょうが)
向こう見ずな行為のたとえ。

遠慮近憂(えんりょきんゆう)
行き当たりばったりの行動を慎しみなさいということ。

後生可畏(こうせいかい)
後輩を侮ってはいけない。恐るべき可能性を持っているということ。後生恐るべし。

和而不同(わじふどう)
人と仲良くするが、いたずらに同調するようなことはしない。和して同ぜず。

無信不立(むしんふりゅう)
民衆が時の政治や政治家を信頼しなければ、その国家は成り立たない信無くば立たず。

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