▼これが西郷隆盛から連想する四字熟語です

① 敬天愛人(けいてんあいじん)
天を敬い、人を愛する生き方を「敬天愛人」といいます。
「敬天愛人」は、西郷隆盛が生涯に渡って、自らの修養の目標とした言葉と言われています。与えられた天命に従い、天が自らを思ってくれるのと同じように人々を愛そうという、深い思いを抱く西郷隆盛は、自らもまた多くの人に愛され、慕われる人生を送りました。
② 波瀾万丈(はらんばんじょう)
恐ろしいほどの高波が次々と襲いかかるかのように、物事の変化が極めて起伏に富み、激しいことを、「波瀾万丈」といいます。
西郷隆盛ほど、波瀾万丈の言葉に相応しい人生を送った人は、いないのではないでしょうか。薩摩藩士として、激動の幕末にあって、度重なる失意の状況に陥り、自殺未遂、幽閉などを経験しますが、日本の未来を見据えて大きな仕事を成し遂げています。
③ 大兵肥満(たいひょうひまん)
大いに太って巨体である人を、「大兵肥満」といいます。
西郷隆盛は、180センチメートル近い身長と、100キロを超える体重のある、巨漢だったと言われています。その巨体に、大きく威圧的な目の力が加わると、よほど肝の据わった人でも、直視することが難しかったそうです。反面、晩年の西郷隆盛は肥満を気にしていて、医者の治療を受けたりもしていたとのこと。