▼これが[臥薪嘗胆]の意味です
- 意 味:復讐のためにあらゆる苦労や悲しみに耐え忍ぶこと。成功を期待して苦労に耐えること。
- 由来 / 語源:【故事】 中国の春秋時代、越王勾践(こうせん)に父を討たれた呉王夫差(ふさ)は常に薪(たきぎ)の上に寝て復讐の志を奮い立たせ、ついに仇を報いた。敗れた勾践は室内に胆(きも)を掛けてこれを嘗(な)め、そのにがさで敗戦の恥辱を思い出してついに夫差を滅ぼした。「薪に臥して胆を嘗む」と訓読する。
この語は、日清戦争後、三国干渉を受けた際に日本で流行した。 - 出 典:『史記』「越世家」『十八史略』「春秋戦国」
- 英訳 / 英語:struggling against difficulties for the sake of vengeance
- 使い方 / 例文:
① 若いころに臥薪嘗胆の思いをしてきた人は、将来必ず結果を出すだろう。
② ソフトバンクは2003年の日本一以来、11年に覇権を奪回するまで8年間、臥薪嘗胆の状況にあった。 - 類義語:
会稽之恥(かいけいのはじ)
座薪懸胆(ざしんけんたん)
越王之胆(えつおうのたん)
漆身呑炭(しっしんどんたん)
呑炭漆身(どんたんしっしん) - 対義語;
- 漢検出題レベル:
- 人気 / 実用度:話す★★☆ 書く★★☆