▼これが[窮猿投林]の意味です
- 意 味:困っている状況の時には、えり好みする余裕はないということ。または、貧しいときは職を選んでいる余裕は無いということ。
- 由来 / 語源:追いつめられて林に飛び込んだ猿は、どの枝によじ登ろうかなどとかまっている余裕などないことから。「窮猿」は、追いつめられた猿。「投林」は、林に飛び込むこと。出典に「窮猿林に投ずるに豈に木を択ぶに暇あらんや(追いつめられて林に飛び込んだ猿は、どうしてどの枝によじ登ろうかなどとかまっている余裕があろうか)」とあるのによる。「窮猿(きゅうえん)林(はやし)に投(とう)ず」と訓読する。
- 【故事】晋の李充が軍人に登用されかけたとき、軍人では家の貧窮が救えないと判断し、より報酬の多い地方官を選んだときに言った語。
- 英訳 / 英語:
- 出 典:『晋書』
- 使い方 / 例文:窮猿投林してブラック企業を就職先に選んでしまったが、果たしてこれで良かったのか。
- 類義語:
- 対義語:
- 漢字検定出題レベル:漢検準2級
- 人気 / 実用度:話す☆☆☆ 書く★☆☆