▼これが[刎頸之交]の意味です
- 意 味:首を切られても悔いないほど、固い友情で結ばれた交際。心を許し合った非常に親密な交際。
- 由来 / 語源:「刎頸」は首を切ること。「頸」は首。「刎」は切る、はねる意。「交」は「こう」とも読む。
- 【故事】 中国春秋時代、趙ちょうの廉頗れんぱ将軍は、弁舌のみによる外交戦略で恵文王けいぶんおうの厚い信頼のあった藺相如りんしょうじょを恨んでいたが、相如は二人が相争えば趙が強国の秦しんに攻め滅ぼされてしまうとして二人の争いを避けた。これを聞いた廉頗は心から謝罪し、二人は相手のためなら首を切られてもよいと思うほどの深い親交を結んだ故事から。
- 英訳 / 英語:
- 出 典:『史記』廉頗藺相如伝(れんぱりんしょうじょでん)
- 使い方 / 例文:そのうえ、二人の間柄はただの友ではなかった。死を共にするという刎頸の交りを誓いあった仲で、(司馬遼太郎「項羽と劉邦」)
- 類義語:
管鮑之交(かんぽうのまじわり)
水魚之交(すいぎょのまじわり) - 対義語:
- 漢字検定出題レベル:
- 人気 / 実用度:話す☆☆☆ 書く★☆☆