▼これが面白法人カヤックから連想する四字熟語です

① 愉快適悦(ゆかいてきえつ)
楽しく心地よいことを「愉快適悦」といいます。
面白法人カヤックは2005年に創業、2014年にはマザーズ上場を果たすも終始一貫し、新しい技術と面白いサービスを次々にリリースするクリエイター集団です。
創業以来、鎌倉に拠点を置く同社。地元企業が活躍する世の中のほうが面白いという考えのもと、「カマコンバレー」など地域資源を活かした協同プロジェクトを展開しています。
経営理念は「つくる人を増やす」。
彼らが生み出す作品も、冗談なのか真面目なのかさえ見分けがつかないほど斬新さに富みます。働く環境や社内制度もユニークなのも、クリエーターが面白いものを作り続けられる環境が大事だという価値観が根付いているからこそ。
カヤックで働く“楽しさと心地よさ” こそが、新しい価値を生み出す源泉になっているのでしょう。
② 奇策縦横(きさくじゅうおう)
サイコロの目で給与を決める「サイコロ給」をはじめ、「旅する支社」「ぜんいん人事部」「1社合説」など、メディアでたびたび話題になるカヤック流のユニークな社内制度。
人の意表をついた奇抜なはかりごとを、思いのままに行う「奇策縦横」という言葉がぴったりですが、柳澤CEOは、「色物として見られることもあるが、あくまで面白いことを増やして面白がって生きる人を増やすため」と話します。
同社は毎年、全社員200人超が1泊2日の合宿を行い、経営理念について全員で考えます。面白制度を単に「奇策縦横」という言葉でくくるのではなく、会社のことを真剣に考えて見出した彼らなりの必然的な制度なのです。
③ 局面打開(きょくめんだかい)
創業時は受託メイン、その後自社サービスも手がけるようになります。しかしこれらを兼任すると、双方使う脳ミソが異なるため一方が手薄になる事態が起こりました。経営陣はいっそのこと別会社に切り分けて事業を行う判断をしました。
そのようないわゆる行き詰まった状態を切り開いて、新しい方向を見出す「局面打開」とも呼ぶべき、判断を重ね、組織として成長してきました。
最近の例では、VRを利用した受託案件の新しい取り組みを積極的に行い事業領域の拡大をはかるほか、収益全体に占めるゲームの依存度を下げ、継続的な収益の柱を育てるために、ブライダル市場や葬儀ビジネスに参入しています。
一見、“畑違い”とも言える事業展開も、同社にとってはあくまで新しい取り組みで局面を打開するための打ち手ということになります。
- CEO:柳澤大輔
- オフィス:神奈川県(鎌倉/横浜)
- 事業内容:日本的面白コンテンツ事業
- URL:https://www.kayac.com