▼これがSLAMDUNKから連想する四字熟語です
① 一念発起(いちねんほっき)
あることを成し遂げようと、強く決意することを、「一念発起」といいます。
井上雄彦原作の漫画「スラムダンク」は、バスケットボールに青春をかける高校生達の成長と友情を描いた作品です。
主人公の桜木花道は、髪の毛を真っ赤に染めた不良少年で、運動部にも何の興味もありませんでしたが、バスケ部主将の妹に入部を勧誘されたことから、その妹目当てにバスケ部に入部します。
けれども高い身体能力と、生まれ持った天才的なスポーツのセンスが開花するにつれ、バスケの魅力に気づいていった花道は、ひたむきに練習をつづけ、仲間とともに勝利を目指すようになります。
粗暴ながらも、まっすぐな心で一念発起した花道の存在は、仲間たちにも強い影響を与え、チームの牽引力となっていきます。
② 苦口婆心(くこうばしん)
相手を気遣い、よく教え諭すことを、「苦口婆心」といいます。
桜木花道が所属する、湖北高校バスケ部の監督、安西先生は、部員達に多くを語る指導者ではありませんが、教え子たちの健やかな成長を願う心から、要所要所で、重い意味を持つ語りかけをします。
「あきらめたら、そこで試合終了だよ」に代表される、「苦口婆心」ともいうべき、安西先生の「語録」は、漫画の連載が終わった今も、読者の心に残り、愛され、ネットなどでも繰り返し語られています。
③ 一味同心(いちみどうしん)
同じ目的を持って集まり、心を一つにして何かを成し遂げようとする仲間を、「一味同心」といいます。
桜木花道の入部した、湘北高校バスケットボール部は、個性の強い部員ばかりで、気の合う者同士もいれば、反発して離脱していた者もいて、決して最初からチームワークのよい集団ではありませんでした。
けれども、バスケをしたい、試合に勝ちたいという思いが重なり合い、最高の力を出すことのできるチームへと成長を遂げています。
インターハイでは、桜木花道の負傷後、あっさりと試合に負けてしまいますが、心を一つにした経験は、部員全員に、より大きく成長する勇気と力を残しました。