《連想四字熟語》銀河鉄道999から連想する3つの四字熟語

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▼これが銀河鉄道999から連想する四字熟語です

《連想四字熟語》銀河鉄道999から連想する3つの四字熟語
※各ページ内の [解説] を読むと、より理解が深まります

生死流転(しょうじるてん)

仏教の考え方で、煩悩に囚われ続けて、そこから抜け出ることができず、何度死んで生まれても、苦しみつづけることを、「生死流転」といいます。

「銀河鉄道999」の主人公、星野鉄郎は、機械伯爵に殺された母親の遺言で、寿命の長い機械の身体を手に入れるため、宇宙を駆ける銀河鉄道999に乗って、長く危険な旅をすることになります。その旅の行く先々で、鉄郎は、地位や権力、機械の身体などに執着し、救いようのない差別や貧困と暴力に苦しみつづける人々の社会を見ることになります。

宇宙という果てしない舞台を描いた作品でありながら、その物語に現れる人々の苦しみは、矛盾と闇を多く抱え込んでいる現実世界の縮図のでもありました。

長生不死(ちょうせいふし)

長く生き続け、死なないことを「長生不死」といいます。

「銀河鉄道999」の世界の科学力は非常に発達していて、人間は機械の身体を手に入れることによって、千年でも生きられるとされています。

ほぼ長生不死といっていい、強靭な機械の肉体を得る技術は、もともとは人々の幸福や安全を実現するために取り入れられたものだったはずですが、機械化された社会を維持するために、全体主義的な思想が暴力をもって運用されたり、機械化人と生身の人間との間に大きな亀裂をが生まれたりと、あまり幸福な見通しは持てない状況にあるようです。

人生羈旅(じんせいきりょ)

人生羈旅」とは、人の一生を、旅に見立てた言葉です。

「銀河鉄道999」は、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」に着想を得て描き始められた作品であると言われていますが、鉄郎の旅路は、冥界、もしくは彼岸への道のりをイメージさせるジョバンニやカンパネルラたちの旅よりも、遙かに長く、また危険で過酷なものでした。鉄郎とメーテルが立ち寄る、未知の星々でのミステリアスで魅力的な冒険は、作品が生み出されてから四十年ほどたった今でも、多くの読者の心をとらえ続けています。

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