▼これがフランシスコ=ザビエルから連想する四字熟語です
① 一定不変(いっていふへん)
いかなることがあっても、変わることがないさまを、「一定不変」といいます。
フランシスコ=ザビエルは、イグナチオ・デ・ロヨラの強い影響のもと、仲間とともに生涯を神に捧げる誓いをたてて、イエズス会を創立しています。イエズス会は極めて高い士気と教養を持って精力的な宣教活動を行い、フランシスコ=ザビエルも、ヨーロッパから遠く離れた日本へ渡りました。その信仰心は、度重なる逆境にも負けず、一定不変であったと言えましょう。
② 守護聖人(しゅごせいじん)
キリスト教のカトリック教会や正教会で、特定の職業や活動、国、地域などを守護していると考えられている、特定の聖人や天使のことを、「守護聖人」といいます。
フランシスコ=ザビエルは、日本にキリスト教を布教したことから、日本の守護聖人とされています。日本の守護聖人としては、他に、豊臣秀吉によって処刑されて殉教した、26名のカトリック信者がいます。
③ 波濤万里(はとうばんり)
海を隔て、遠く離れた外国のこと、またはそこへ行く航路のことを、「波濤万里」といいます。
フランシスコ=ザビエルは、イベリア半島にあったナバラ王国というところで生まれました。十代でフランスに留学し、イエズス会の創立に加わり、世界に宣教するために、インドを経て日本に渡りました。その後、中国での宣教を志しましたが、病のため46歳で亡くなっています。