▼これが徳川家康から連想する四字熟語です
① 文武両道(ぶんぶびょうどう)
学問と武術の両方に長けていることを、「文武両道」といいます。
徳川家康は、漢籍や古典を広く読み、多数の蔵書を持っていたことで知られています。また、剣術、弓術、馬術、鉄砲など、名手とよばれるほど優れていて、たゆまずに練習し続けたそうです。
② 延年益寿(えんねんえきじゅ)
寿命を延ばし、長く生きることを「延年益寿」と言います。
徳川家康は、七十五歳で病没しています。これは、当時としてはかなりの長寿でした。質素ながらバランスのよい食事を心がけ、漢方薬にも詳しく、自ら薬を調合して服用していました。大阪夏の陣で豊臣家を滅ぼした時は七十四歳。まさに長命によって、つかみ取った天下でした。
③ 穏着沈黙(おんちゃくちんもく)
静かで、落ち着いており、言葉数が非常に少ないことを、「穏着沈黙」といいます。
徳川家康は、普段から非常に無口な人物で、家臣にも、何を考えているか分かりにくいと言われていたそうです。幼少のころから、織田氏、今川氏の人質として長く暮らしていたため、気持ちを外に表すことを避けるようになったのかもしれません。