▼これが武田信玄から連想する四字熟語です
① 風林火山(ふうりんかざん)
「風林火山」とは、もともとは「疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山」と書かれた、武田信玄の軍旗のことを指す言葉です。
この軍旗の文は、「孫子」の言葉から来ていて、軍隊は風のようにすばやく移動し、陣容は林のように静かであり、攻撃の際には火のように勢いよく、敵に惑わされたり崩されたりしない陣形は山のようである、というように、戦いにおける行動の指針を言い表したものとなっています。名将と言われた武田信玄を象徴する言葉として広く知られています。
② 才子多病(さいしたびょう)
才能のある人物が、病弱であったり虚弱であったりすることが多い、ということを、「才子多病」といいます。
名君、名将として、勇猛なイメージの強い武田信玄ですが、実は若いころから何らかの持病があったという説があります。病名ははっきりしませんが、喀血したり、胃腸に問題があったという記録が残っているとのこと。死因も病死であったという説が有力です。
③ 文武両道(ぶんぶびょうどう)
学問でも武道でも優れていることを、「文武両道」といいます。
武田信玄は、多くの漢詩や和歌を残していて、評価も高く、芸術方面での高い教養のあったことがうかがえます。