▼これが織田信長から連想する四字熟語です
① 大胆不敵(だいたんふてき)
強い精神力があり、恐れるもののない様子を「大胆不敵」といいます。
織田信長は、幼少期から剛胆で、奇矯な振る舞いも多く、「尾張の大うつけ」と呼ばれていましたが、身内との凄惨な家督争いに勝ち、尾張の支配権を確立しています。何者をも恐れない、その大胆不敵な性格は、為政者としての高い実力に裏打ちされて、周囲の人々に深い畏怖の念を抱かせていたようでした。
② 剣抜弩張(けんばつどちょう)
いままさに抜刀して弓を引こうとするような、臨戦態勢にあることを「剣抜弩張」といいます。
織田信長の生活は、平素であっても極めて緊張度が高く、常に戦を意識して、最前線で戦えるように、自らも訓練を怠らなかったといいます。
③ 天下布武(てんかふぶ)
「天下布武」とは、「天下に武を布(し)く」、つまり武力で天下を支配するという意味に解釈される言葉で、織田信長が自らの印章に用いたものとして知られています。
信長は、美濃を支配下に治めたときから、この印章を用い始めていて、そのころから天下統一を具体的に意識するようになったのではないかと言われています。