▼これがドラえもんから連想する四字熟語です
① 来来世世(らいらいせせ)
はるかに遠い未来のことを、「来来世世」といいます。
藤子・F・不二雄の長編漫画、「ドラえもん」では、タイムマシンに乗って二十二世紀からやってきたネコ型ロボットのドラえもんと、何をやってもぱっとしない、冴えない小学生の野比のび太が、いろいろな出来事に巻き込まれていく様が描かれています。
ドラえもんは、未来の科学技術を駆使して、のび太と仲間達に、子どもが誰でも願うような、未知の体験を与えてくれます。その作品世界は、「ドラえもん」の物語が始まった1970年から現在にいたるまで、読者の子どもたちに、大きな夢を与えつづけています。
② 意志薄弱(いしはくじゃく)
我慢して努力を積みかさねるとった、意志の力が、とても弱いことを、「意志薄弱」と言います。
漫画「ドラえもん」の副主人公である、野比のび太は、意志薄弱で、何をやっても長続きしない、怠惰に流れやすく、努力ということのできない小学生です。
一般的に「ダメな子ども」と評価されやすいのび太ですが、やさしさや、人の痛みを思いやるまごころを持っているため、ドラえもんの良識と科学力に支えられながら、時空を超えて数多くの出会いを経験し、結果的に、のび太でなければ為し得ない、多くの成果を残していくことになります。のび太は、ある意味、極めて凡庸な天才といもいうべき、希有な存在であると言えます。
③ 百発百中(ひゃっぱつひゃくちゅう)
矢や弾丸などの飛び道具が、必ず的中することを、「百発百中」と言います。
勉強でも運動でも、見所のないのび太ですが、射撃の腕前だけは天才的で、数少ない特技の一つとなっています。けれども、現代日本の日常生活では、ほんとど生かす機会のない能力であるため、のび太本人の評価を高める役には立っていない様子です。