《思想家・老子》に由来する
四字熟語一覧

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春秋戦国時代の中国における偉大な思想家・老子。諸子百家のうちの道家は彼の思想を基礎とするものであり、また、後に生まれた道教は彼を始祖に置きます。ここでは彼に由来する四字熟語について紹介します。

▼《思想家・老子》に由来の四字熟語一覧

※それぞれのページ内の [解説] を読むと、より理解が深まります。

有無相生(うむそうせい)
有と無は、有があってこそ無があり、無があってこそ有があるという相対的な関係で存在すること。

禍福倚伏(かふくいふく)
災いと福が表裏一体となって交互に出現することの例え。

軽諾寡信(けいだくかしん)
安請け合いは、当てにならないことのたとえ。

小国寡民(しょうこくかみん)
国土が小さく、人口が少ないこと。老子が理想とした国家の姿。

絶巧棄利(ぜっこうきり)
巧みに作られた機械や道具など便利なものを捨てて、自然の生活に戻ること。

大器晩成(たいきばんせい)
本当の大人物は若い頃は目立たないが、時間をかけて実力を養い、ついには大成するということ。

多蔵厚亡(たぞうこうぼう)
欲が深いと人間関係が駄目になって、やがては財物ばかりかすべてを失ってしまう

知足不辱(ちそくふじょく )
自分の分(ぶん)を知り、それで満足をすれば辱めを受けないということ。

長生久視(ちょうせいふし)
長生きをすること。

天長地久(てんちょうちきゅう)
天地が永久であるように、物事がいつまでも続くこと。

天網恢恢(てんもうかいかい)
悪事をすれば必ず天罰を受ける。

被褐懐玉(ひかつかいぎょく)
すぐれた才能を表に現さず、包み隠していることのたとえ。

微妙玄通(びみょうげんつう)
緻密(ちみつ)で奥深く、すべてに通じていること。

無為自然(むいしぜん)
徳があれば教育しなくとも人は教化される。

無用之用(むようのよう)
一目見た時は役に立たないと思っていたものが、重要な働きをすること。

和光同塵(わこうどうじん)
賢人が自分の才智を目立たないようにして、俗世間と調子を合わせること。