▼これが[売剣買牛]の意味です
- 意 味:戦争をやめ、農業に力を尽くして盛んにすること。また、武器を捨てて、農業に従事すること。
- 由来 / 語源:剣を売って牛を買う意から。「剣けんを売うり牛うしを買かう」と訓読する。「買牛売剣ばいぎゅうばいけん」ともいう。
- 【故事】中国前漢時代、勃海の長官龔遂は盗賊を平定し、人民に倹約と農業を奨励した。また、ぜいたくになれ、非生産手段で富を得ている者が多いのを見て、刀剣をもっている者に、それを売って牛を買うことを奨励した。その結果、生産が増加して税収も増え、役人も人民も皆豊かになった故事から。
- 出 典:『漢書』循吏伝(じゅんりでん)
- 使い方 / 例文:若くして売剣買牛をした友人は、今では田舎で地に足を付けて力強く生きている。
- 類義語:売刀買犢(ばいとうばいとく)
- 対義語:
- 漢検出題レベル:漢検4級
- 人気 / 実用度:話す★☆☆ 書く★☆☆