▼これがNARUTO -ナルト-から連想する四字熟語です
① 一意攻苦(いちいこうく)
一つのことに全身全霊をもって打ち込み、苦しみながら、克服しようと努力することを、「一意攻苦」といいます。
岸本斉史原作の漫画「NARUTO -ナルト-」の主人公、うずまきナルトは、生まれた直後に、九尾という恐ろしい獣を自らの体に封印されるという、重い宿命を背負わされた孤児でした。
一人前の忍者になるために修行をしていますが、あまり成績がよくない上に、かつて九尾に苦しめられていた大人達に白眼視され、守ってくれる家族もないため、やり場のない寂しさから、粗暴な振る舞いをする問題児となっていました。けれども、数少ない理解者の支えもあって、すぐれた忍者になろうと心に決め、まさに一意攻苦しながら、次々に襲いかかる試練に打ち勝ちます。
② 邂逅遭遇(かいこうそうぐう)
偶然の出会いを、「邂逅遭遇」といいます。
自らの体に九尾を封印されてしまったことから、ナルトは数奇な運命を決定づけられてしまいます。それは、生まれたばかり子どもにとっては、この上なく不幸な巡り合わせでしたが、ナルトはその運命を、自らの力と、多くの人々との出会いによって、乗り越えていくことになります。
その邂逅遭遇は、偶然であるかもしれませんが、ある意味、ナルトの持って生まれた強さの一つであったのかもしれません。
③ 破天荒解(はてんこうかい)
誰にも出来なかったようなことを、はじめて成し遂げることを、「破天荒解」といいます。
ナルトは優れた才能を秘めてはいたものの、修行中は決して優秀ではなく、勉強はできず、常に落ちこぼれて、周囲からもバカにされ続けていました。
けれども難事にぶつかると、型にはまらない柔軟な思考と、とてつもない行動力によって、誰も思いつかないような破天荒解な力を発揮して見せます。理解されにくい天才肌と言えるかもしれません。