▼これがマッカーサー元帥から連想する四字熟語です
① 慈母敗子(じぼはいし)
母親が子どもに惑溺し,甘やかしすぎると、子どもがうまく育たないということを、「慈母敗子」といいます。
連合国軍最高司令官だった、ダグラス・マッカーサー元帥は、母親に溺愛され、大人になってからも、職場や結婚生活で、母親の多大な影響を受け続けていたといいます。軍人として大きな功績を遺したマッカーサーですが、人の上に立つ人物としての評価のなかには、利己的で部下を大切にせず、忠誠心もないといった、利己的な面を指摘するものもあります。
② 阿修羅道(あしゅらどう)
強い闘争心、嫉妬や猜疑心、執着心のことを、「阿修羅道」といいます。
アメリカの陸軍元帥として、また連合国軍最高司令官として第二次世界大戦を戦い続けたマッカーサーの歩んだ道は、阿修羅道そのものであったといえるかもしれません。軍神ともいわれることのあるマッカーサーは、実は何度も作戦に失敗し、敵であった日本の戦力を見誤って失策することもあり、マッカーサーが指揮したフィリピンでの戦いでは、アメリカ軍は、第二次世界大戦中最大の人的被害を出しています。
③ 過大評価(かだいひょうか)
実際よりも、価値や量などを多く見積もり、評価することを、「過大評価」といいます。
真珠湾攻撃のとき、マッカーサーは日本の軍事力を過小評価していましたが、その後、過大に評価するようになったそうです。マッカーサー元帥自身を英雄とする、当時のアメリカ国内の評価についても、さまざまな政治的な意図から宣伝に利用された面もあり、評価事態を過大であるとする見方もあります。